元トライアスロンショップ店員がタテマエ・商売ぬきでアドバイス!
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実際にどんなロードバイクを買ったら良いか
私が実際にショップでお客様にロードバイクを選んでもらう順番として
1.予算 2.目的 3.見た目やイメージ などです。
まずは予算。なるべく安く済ませたい人もいれば、出来るだけ良いものが欲しい人もいるでしょう。結局はいくら出せるかです。
大体はじめて購入する人は15万円位から30万円位の自転車を選んでいます。
最低10万円くらいだと思ってください。最高は200万円くらいですかね〜。
個人的には初めから高価なものを買わないほうが良いとは思います。
初めは『この一台でやっていく』と思っていても、購入してから自転車の知識がついてきて『やっぱりこの自転車が欲しい』なんてことも。
単純に高価な自転車=カーボンになるのですが、カーボンの寿命も諸説ありますが5年くらいとも言われています。安全に丁寧に扱ってプラス何年かでしょう。
高くも20〜30万円くらいにしておいたほうが良いと思います。
10万円以下のものは避けたほうが良いと思います。
ひどく聞こえるかもしれませんが、安いロードバイクというのは価格を安く抑えるために、ケチっているところがあります。そういったところはコンポーネント(ギアまわり)のパーツで分かります。
しかし初めて購入する人にはパーツのことは分からないと思います。
注目はコンポーネント
パーツはおそらくシマノのものになると思いますが、気をつけるのはブレーキとクランクです。
ブレーキがノンブランドのような安物が付いていると安全にかかわります。
クランクが他社メーカーのものですとギヤの変則性能が劣ります。
目安としてギヤ・ブレーキなどのパーツが全てシマノの純正品になっているものを選びましょう。
さらに言えばシマノのコンポーネントはTIAGRA以上のグレードにしたほうが良いでしょう。TIAGRAの一つ下のグレードSORAはレースを目的とした方には向いていないと思います。
最後にひとつ完全に個人的な意見です。異論は絶対にあると思います。
自転車でのパフォーマンスで最重要なのはホイールです。
完成車についているホイールはあくまで使用できる形にしている付属品くらいにとどめてしまっても良いかもしれません。実際に30万円の完成車だからといってそれ相当のホイールがついているわけではありません。へんな言い方ですがコンポーネントがアルテグラだからといってもホイールはアルテグラグレードから程遠いものついています。
もちろんフレームも重要ではありますが、そう違いが分からなかったり。
一方ホイールを変えるとひと踏みで違いが体感できるはずです。
だからといって初めから良いホイールを買えとは言っているのではありません。
自転車を買う予算を抑えて後々ホイールの購入にあてる費用に貯めておくのもひとつの手かもしれません。
後から買ったホイールは後々更に買った自転車に装着できますし。